無料観光案内 そしてマウントクックを拝む。(13日目/プカキ湖周辺)

1時間待ってやっと到着した長距離バス。

バスガイドが降車して、チケットの確認のために近づいてくる。

バスガイド
えださん。マウントクックまでですね。

日本人だ。
ニュージーランドで働く日本人って、多いんだな。

荷物をトランクに摘み、バスに乗り込む。すると 不自然なほどの東洋人が多いことに気付く。

東洋人・・・ていうか、日本人ばかりだ。


ツアー観光中のバスに乗り合わせたようだ。

バスガイド
日本語の案内・・・聞いた方がいいですよね?
えだ:回答
はい。英語苦手なので。

ヘッドフォンを手渡された。
このヘッドフォンを指定のチャンネルに繋げば、この女性が話す、日本語の観光案内を聞けるとのことだ。

それにしても、歯切れの悪いサービス提供は、いったいどうしてだ?

※よく考えれば当たり前だが、ツアー料金を支払っていない俺に、日本語観光案内を聞く資格はない。
でも、今回は特別に聞かせてもらえたようだ。

バスガイド
これからみなさまと、マウント・クックへ向かいます。

バスが出発した。

※以降バスガイドのお話に事実と違いがありましたら、それは、えだの記憶ミスが原因です。

バスガイド
左に見えるのは、水力発電所です。

日本語の説明聞けるって、すごくいい。
ツアー客に紛れることができるなんて、運がいいな。

バスガイド
ニュージーランドは水力発電が60%を占め、残りは、地熱発電、風力発電によるものです。原子力は使いません。

クリーンな発電をしているんだなぁ。
火力発電にすら頼っていないのか・・・。

日本の人口と、生活習慣では、もはやマネはできないかも。


テカポから離れていくとすぐに、くすんだ色の、荒野みたいな景色が広がってきた。

バスガイド
このあたりはマッケンジー地方といいます。

見た感じ、案内するほどの景色には見えないが・・・?

バスガイド
農作物の育たないこの地域でも、羊は飼えるということを、マッケンジーさんが証明しました。

と、いうことは、ニュージーランドを羊大国にした偉人なのか?

バスガイド
しかしマッケンジーさんは、他人の羊を1000頭盗もうとして見つかり、捕まりました。

・・・なにやってんだ、マッケンジー。


バスガイド
右手をご覧下さい。プカキ湖が見えます。
しばらくプカキ湖に沿って、バスは走ります。

プカキ湖もすごく青い。テカポ湖より少し白みが少ないかな?その分青が輝く。
ただ、テカポ湖の色は時間によって変化したし、比較のしようがないかも。

惜しまれるのは、バスの左手側の席に座ったこと。
湖とは反対側だ。

マウント・クックにバスで行くなら、右手の窓側に乗ることをおすすめする。


バスガイド
ニュージーランドの最高峰、マウント・クックが見えてきました。ここは3日に2日、雨が降るところで、あと1日は、晴れか曇りです。

今、窓の外は雲があるものの、晴れている。

バスガイド
こんなにマウント・クックがはっきり見えるのは、何度も来ている私でも滅多にないです。

運がいいのか。

1日しか滞在しない人だったら、3人に1人しかマウント・クックをまともに拝めない計算になる。
ギャンブル性高い、観光地だ。

バスガイド
マウント・クックがよく見える場所にバスを止めますので、そこでお写真をお取り下さい。


バスが止まり、降車する。

プカキ湖とマウント・クック

これがマウント・クックか!
なんか神々しいぞ!

  • 一言 幸運続きで、運を使い果たす勢いだ。