雪山登山　ミューラー・ハット・トラックをなめるな。（16日目/マウント・クック）

セアリー・ターンズから先に、ミューラー小屋がある。
雪が深くなるだろうし、ここから先は無事では済まない。

「ミューラー・ハット・トラック」は「climbing-登山-」に分類される。
今まで歩いてきた道も、けっこう息切れするが、登山に分類されるほどではなかったらしい。
なんてこった。

ここを登る人は、ストックをしっかり持ってるし、靴とズボンの間の防水対策もしている。
俺は、装備もしっかりしてないし、引き返すか・・・

と、躊躇はしたが、進んでしまった。ごめんなさい。

		正しい判断力を持ちましょう。

• ミューラー・ハット・トラック

斜面がきつくなったとか、そういうことは全然気にする余裕はなかった。

とにかく雪の中で、靴の中を濡らさずにどう歩くか・・・。

結論を言うと、どうにもならない。
足が雪の中に突っ込むたび、雪が靴の中に入り、冷たく濡れていく。

まあ、そんな細かいことを気にしてると、足もとすくわれるかも。

少し、振り返ってみる。

やっぱりけっこう、急斜面を登ってきたんだな。

だが、そのおかげで景色が全然変わってきた。

すげぇぇぇぇぇ！！

セスナに乗って、見下ろしてるみたい！

眺めが良すぎる！

標高が高くなるほど良くなっていく。

そして、セアリー・ターンから２時間ほど登ると、山小屋が見えてきた。

目標のミューラー小屋発見！

ここに泊まるには、前もってビジターセンターで許可書を買わないといけない。
持っていないので、少しだけ小屋を覗くにとどめる。

ミューラー小屋は大きいし、キッチンなんかもあって、ボール小屋よりしっかりしていた。
というか、ボール小屋、ひどいよあれ・・・。

ミューラー小屋のあたりでは、マウント・クックも見え方が違う！

迫力あり！！！

• 評価　難易度：S　おすすめ度：B

※評価はあくまでも目安です。
難易度が５段階じゃなくなってしまいました。
景色は最高ですが、特に天候が悪いときは絶対に行くべきところではありません。