夏の雪 登山には心の準備と装備が必要。(14日目/マウント・クック)

まさか夏のニュージーランドで、雪を見ることになるなんて。

悪条件の中「ボール・シェルター・ハット・トラック」を突き進む。

雪が降ると道が分からない。

道ないし。

というか、途中から道がなく、岩の散乱するところを、自分でコースを選んで歩くことになる。

これ以上雪が積もるようだったら、引き返すことを考えないといけない。


左からは水の音が聞こえる。

2段の滝

視界が悪いが、滝がある。

まあ、喜んで眺めている余裕はない。

村を出てから5時間経つが、悪天候だとなかなか休憩もとれない。
とにかく早く、山小屋に到着したいところだ。


標高が徐々に上がっていくと、雪は弱くなり、視界が少し良くなってきた。

こわいよぅ。

右に見えるのは何だろう・・・。荒々しい大地に、濁った池が点在している。
晴れていたら綺麗なのかな?
今は、恐怖さえ感じる景色だ。


コースはどんどん道が悪くなっていくが、代わりに目印が立つようになった。

ライフラインの目印

オレンジの三角を目印にすれば迷うことはない。


それにしても、ボール・シェルター小屋・・・遠い。

過酷だ。

  • 一言 今までの穏やかな風景はどこいった?