ボクシング・デー ボクシングをしたわけではないよ。(20日目/アッシュバートン)

クリスマスの次に日。
ニュージーランドでは「ボクシング・デー」ということで祝日になっている。

どこの誰だか知らないおじさんが教えてくれた。

かつてニュージーランドには偉大なボクシング選手がいて、彼の功績を称え、今日を祝日にしたという。
ブタもボクシングする国だし、実はボクシングが盛んなんだ。


・・・こんな感じで、何も知らない日本人はだまされる。

「ボクシング・デー」は、スポーツのボクシングとまったく関係ない。
「Boxing」・・・箱詰めとかそういう意味で、クリスマス翌日に、プレゼントを箱に詰めて、貧しい人たちに贈る習わしから、この名が付いた。

そして俺のような貧しい人のためにか、アッシュバートンの商店街ではバーゲンセールをやっている。

今日は朝起きてすぐ、買い物に出かけていた。
ハーフパンが昨日、子供達たちと遊んでいる最中に破れてしまったから、新しいのがほしい。

服や雑貨を扱う大手チェーン店「Farmers」に入る。

ハーフパンと一緒に、なにか良さげな服も探していたが・・・
店の名前の通り、自然にとけ込みそうな地味めのアースカラー・・・茶色、鶯色、紺色中心の品揃えだ。

そんな中で、ひとつすごく気に入っTシャツがある!

well hang

かわいい棒人間が首を吊ってるやつ。

たぬ
趣味悪い。ていうか、病んでる?

この首吊る棒人間は、俺が中学の時、外国人の先生に教えてもらった「ハングドマンゲーム」の絵だ。

「ハングドマンゲーム」は、隠された英単語を推理していき、間違えると少しずつ、首を吊った棒人間の絵が完成していくゲーム。
首吊った絵が完成したら負け。

ちょっと説明が簡単すぎてよく分からないと思うが、とりあえずシュールなゲームだ。

まあ、そんなわけで、ハングドマンTシャツを購入した。


買い物を済ませ、ロイ&ミヨの家に帰る。

この家には十分お世話になった。いい加減、出発しよう。
バスでクライストチャーチに戻ることにする。
バスの手配はミヨにやってもらっちゃった。

最後までお世話になりっぱなしだ。

  • 一言 他力本願。